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ルペン党首の極右政党本部を捜索 仏当局、秘書給与不正支給疑惑で

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ルペン党首の極右政党本部を捜索 仏当局、秘書給与不正支給疑惑で

 【ベルリン=宮下日出男】フランス捜査当局は20日、欧州連合(EU)の欧州議会から秘書給与が不正支給された疑惑をめぐり、仏大統領選の候補マリーヌ・ルペン党首が率いる極右政党、国民戦線(FN)の党本部を家宅捜索した。仏メディアが伝えた。

 ルペン氏は欧州議会議員で、大統領選では他候補を抑え、首位で決選投票に進出する勢いを見せている。FNは捜索について、選挙戦への妨害だと批判した。

 疑惑は2010~16年、FNが男女2人を秘書として欧州議会に登録し、不正に秘書給与計約34万ユーロ(約4千万円)を受け取ったとの内容。EU当局の調査では、男性はルペン氏の護衛、女性はFN本部で党務に従事していたとされる。

 フランスの予審判事は昨年12月、EU当局の調査結果を受け、詐欺などの容疑で捜査を開始。仏メディアは男性への支払いはルペン氏が認めたとも報じ、ルペン氏は「恥を知らない虚偽だ」と否定している。

 フランスでは中道右派の大統領候補フィヨン元首相にも、妻ら家族が勤務実態がないのに秘書給与を不正受給した疑いが浮上し、当局が捜査している。

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