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中国、「ロケット軍」の動き活発 トランプ米政権牽制か

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中国、「ロケット軍」の動き活発 トランプ米政権牽制か

 【北京=西見由章】2015年末に中国人民解放軍が新設した戦略ミサイル部隊「ロケット軍」が今年に入り活発な動きをみせている。開発中の大陸間弾道ミサイル(ICBM)、東風(DF)5Cの発射実験を実施したのに続いて第1列島線(九州-沖縄-台湾-フィリピン)上の米軍基地や日本本土、台湾などを狙う新型準中距離弾道ミサイルDF16の配備訓練も公開した。核戦力増強が持論のトランプ米大統領を牽制する狙いもありそうだ。

 中国メディアは春節(旧正月)期間中、ロケット軍の旅団がDF16搭載の発射用車両を山地に展開する様子を紹介。同型は15年に北京で行われた軍事パレードで初公開された高性能ミサイルで、正確な命中精度が特徴とされる。

 一方、米ニュースサイト「ワシントン・フリービーコン」によると1月上旬、中国は10発の弾頭を搭載するDF5Cを山西省の衛星発射センターから発射し、西部の砂漠に着弾した。中国国防省も地方テレビ局の取材に「国内で計画に基づき実験を行うのは正常だ」と回答し、事実上認めた。

 中国国内では昨年12月末、移動式長距離弾道ミサイル、DF41が黒竜江省内で輸送される様子をとらえた写真がネット上に拡散。ロシア国境付近に配備されたとの観測が広がり、中国外務省は1月中旬の会見で「ネット上の臆測にすぎない」と打ち消したが、米国に向けた牽制の可能性もある。

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