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フィリピン大統領、和平協議打ち切り表明 対共産党

 フィリピンのドゥテルテ大統領は4日夜、南部ダバオで記者団に対し、フィリピン共産党(CPP)との和平協議を打ち切る意向を表明した。ドゥテルテ氏は反政府勢力との和平を掲げてきたが、隔たりは埋まらず、和平実現が遠のいた。

 昨年8月の停戦合意以降、双方はノルウェーなどで和平協議を続けてきたが、ドゥテルテ氏は政府代表団に撤収を命じた。「兵士には長い戦闘への準備をするよう伝えた。共産勢力との和平はわれわれの世代では実現しないだろう」と述べた。

 CPPの軍事組織、新人民軍(NPA)は、政府と半世紀近くにわたって衝突を繰り返してきた。治安回復を優先課題に掲げるドゥテルテ氏は昨年8月、CPPと無期限の停戦で合意していた。

 しかしCPPは1日、政府側が政治犯を釈放しないことを理由に一方的に停戦合意の破棄を公表。ドゥテルテ氏も対抗して、合意を破棄する意向を3日に表明していた。(共同)

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