産経ニュース

【トランプ大統領始動】イラン核合意撤回に孤立リスク サウジとの電話会談でトランプ氏判断か

ニュース 国際

記事詳細

更新

【トランプ大統領始動】
イラン核合意撤回に孤立リスク サウジとの電話会談でトランプ氏判断か

サウジアラビアのサルマン国王と電話会談中、親指を報道陣に立ててみせるドナルド・トランプ米大統領=29日、米ワシントンのホワイトハウス執務室(ロイター) サウジアラビアのサルマン国王と電話会談中、親指を報道陣に立ててみせるドナルド・トランプ米大統領=29日、米ワシントンのホワイトハウス執務室(ロイター)

 【カイロ=大内清】トランプ米大統領がサウジアラビアのサルマン国王との電話会談で、イラン核合意の存続を容認する姿勢を示したのは、選挙戦中に示唆していた合意の白紙撤回に踏み切った場合、国際的な孤立を深めるリスクがあると判断したためとみられる。

 核合意は米欧やロシア、中国も署名している多国間合意で、すでに経済制裁の解除に伴うイランと各国の経済交流も活発化しているだけに、米国が合意から単独で抜けることに大きな意味はないと指摘されていた。トランプ氏が模索するロシアとの関係改善に悪影響を及ぼす可能性もある。

 一方、米国の重要同盟国であるサウジは、イランに核開発の余地を残しているとして、核合意には懐疑的な立場をとってきた。電話会談で両首脳が、「合意の厳格な履行」が重要だとしたのは、イランの核開発に対する監視の目を強めるべきだとの意思表示にほかならない。

 またトランプ氏が、シリアとイエメンでの難民保護を名目とした「安全地帯」設置を提案したのは、この2カ国でのイランの伸長を懸念するサウジに配慮したものだ。

 イスラム教スンニ派の盟主を自任するサウジは、シーア派大国のイランが域内での影響力を拡大することを強く警戒。シリア内戦では反体制派への支援を通じてイランが支えるアサド政権の打倒を目指してきたほか、イエメンではイランが支援するシーア派系武装勢力フーシ派と激しく対立している。

このニュースの写真

  • イラン核合意撤回に孤立リスク サウジとの電話会談でトランプ氏判断か
  • イラン核合意撤回に孤立リスク サウジとの電話会談でトランプ氏判断か
  • イラン核合意撤回に孤立リスク サウジとの電話会談でトランプ氏判断か
  • イラン核合意撤回に孤立リスク サウジとの電話会談でトランプ氏判断か
  • イラン核合意撤回に孤立リスク サウジとの電話会談でトランプ氏判断か

「ニュース」のランキング