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アフガンで爆弾テロ UAE外交官ら13人死亡、大使と知事も負傷

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アフガンで爆弾テロ UAE外交官ら13人死亡、大使と知事も負傷

10日、アフガニスタンの首都カブールで、自爆テロで負傷した警官を病院に運ぶ人々(ロイター) 10日、アフガニスタンの首都カブールで、自爆テロで負傷した警官を病院に運ぶ人々(ロイター)

 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタン南部カンダハル州の州政府知事公舎で10日夜、爆弾テロがあり、州政府や現地の国連事務所によれば、アラブ首長国連邦(UAE)の外交官5人を含む13人が死亡、UAEの駐アフガン大使とアフガン人州知事を含む14人が負傷した。犯行声明は出ておらず、イスラム原理主義勢力タリバンは、事件への関与を否定した。

 被害に遭ったUAEの外交団は、人道支援や教育、開発事業の一環として、孤児院建設の起工式への出席と奨学金供与の合意文書調印のため現地を訪れていた。現場は厳重な警備態勢が取られていたものの、警察当局者はAP通信に、工事中の宿舎に過激派構成員が侵入し、建物内のソファに爆弾を仕掛けたとの見方を示した。

 UAE政府は11日、外交官の死を悼み、政府庁舎などに3日間、半旗を掲げると発表した。アフガンのガニ大統領は、テロを非難し、「事件が、アフガンとUAEの関係と協力に影響を与えることはない」と表明した。

 UAEは2001年のタリバン政権崩壊後、北大西洋条約機構(NATO)主導のアフガン駐留国際部隊に参加し、アフガン治安部隊の訓練も行っている。

 一方、首都カブールの議会庁舎付近でも10日、自動車爆弾などによる2度の爆発があり、38人が死亡、数十人が負傷した。国家保安局員を乗せたミニバスが標的になり、タリバンが自爆テロを起こしたとの犯行声明を出した。南部ヘルマンド州にある国家保安局の事務所近くでもこの日、タリバンによる自爆テロがあり、7人が死亡した。

 アフガンでは、タリバンやイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)によるテロが相次いでいる。

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