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3月投票の香港長官選めぐる動き本格化 政府ナンバー2も出馬、有力候補が混戦 中国の“お墨付き”が焦点

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3月投票の香港長官選めぐる動き本格化 政府ナンバー2も出馬、有力候補が混戦 中国の“お墨付き”が焦点

林鄭月娥氏(AP) 林鄭月娥氏(AP)

 【上海=河崎真澄】香港政府トップの行政長官の選挙を3月に控え、政府高官や親中派議員らが出馬に向けた動きを本格化させている。香港紙によると政府ナンバー2の政務官(閣僚)を務める林鄭月娥氏(59)が、12日にも出馬を前提に辞任する見通し。ナンバー3の財政官(同)を昨年12月に辞任し、出馬を予定している曽俊華氏(65)らと争う。親中派が大半を占める選挙委員会(定数1200)による間接選挙で、中国の習近平指導部がどの候補に“お墨付き”を与えるかが焦点になる。

 5年前に長官に就任した親中派の現職、梁振英氏(62)は昨年12月、「家庭の事情」を理由に突然、不出馬を表明。「独立派の台頭を招いた責任を問われて習指導部に事実上、更迭された」(香港紙記者)との見方が広がっている。

 3月26日投票の長官選には親中派政党、新民党の葉劉淑儀主席(66)や高等法院(高裁)元裁判官の胡国興氏(70)も出馬を表明済み。2月14日に立候補の受付が始まるが、業界団体代表や立法委員(議員)らで構成する選挙委員会メンバーの150人以上の推薦が条件で、当選には過半数の得票が必要だ。

 昨年12月の選挙委員会の委員選で、民主派から少なくとも325人以上が選出され、前回の約200人から大きく躍進。選挙制度の民主化を求めた3年前の大規模デモ「雨傘運動」以降、政治意識の変化を裏付けたが、民主派は候補者擁立もできないままだ。

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