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【ラフサンジャニ師死去】イラン政治対立激化も 強硬派、大統領選に向け巻き返し

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【ラフサンジャニ師死去】
イラン政治対立激化も 強硬派、大統領選に向け巻き返し

10日、テヘランで、ラフサンジャニ師のひつぎを見送る人たち(共同) 10日、テヘランで、ラフサンジャニ師のひつぎを見送る人たち(共同)

 【カイロ=大内清】イランで8日、穏健保守派の重鎮であるラフサンジャニ元大統領が死去したことは、国際社会に融和的な同派と、反米的な強硬保守派との対立激化につながる可能性がある。強硬保守派は、ラフサンジャニ師の支持を受けて誕生したロウハニ政権下で結ばれた米欧など6カ国との核合意に批判的な態度を保っており、5月の大統領に向けて影響力の回復を図ると予想される。

 イランからの報道によると、首都テヘランでは10日、ラフサンジャニ師の葬儀が行われ、最高指導者ハメネイ師やロウハニ大統領、ラリジャニ国会議長ら有力者のほか、数十万人の市民が参列した。

 ラフサンジャニ師は、1979年のイラン革命の指導者、ホメイニ師の側近として「ヴェラーヤテ・ファギー(イスラム法学者による統治)」を国是とする政教一致体制の確立に尽力した。その半面、国教であるイスラム教シーア派の高位聖職者ながらその立場には必ずしもこだわらない現実路線をとり、人権尊重や自由の拡大などを求める改革派にも理解を示した。

 強硬保守派のアフマディネジャド前大統領が再選した2009年の大統領選では、不正を訴える改革派などのデモを支持してハメネイ師との対立が深まり、一時は失脚も味わっている。

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