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【山本優美子のなでしこアクション(8)】オバマ政権は、慰安婦問題が日米韓を離反させる政治問題だと気づいたのではないでしょうか?

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【山本優美子のなでしこアクション(8)】
オバマ政権は、慰安婦問題が日米韓を離反させる政治問題だと気づいたのではないでしょうか?

韓国・釜山の日本総領事館前の道路に設置された慰安婦像=2016年12月30日(名村隆寛撮影) 韓国・釜山の日本総領事館前の道路に設置された慰安婦像=2016年12月30日(名村隆寛撮影)

 平成23年に立ち上げた「なでしこアクション」は「慰安婦問題に終止符を!」を目標に、女性が中心となって民間の草の根の力で活動してきました。今年で7年目となりますが、なかなか終止符は打てそうもありません。当初と現在の大きな違いは、慰安婦問題が歴史問題ではなく情報戦となり、戦場が海外に移ったことです。今年私が特に注目していることが二つあります。ユネスコの世界の記憶(記憶遺産)と米国グレンデール慰安婦像撤去訴訟です。

 日本政府はユネスコの「世界の記憶」(記憶遺産)に「南京大虐殺」の文書が登録されたことに抗議して保留していた分担金約38億5千万円を情けないことに昨年末、支払ってしまいました。その世界の記憶の新たな審査が1月から始まります。「慰安婦=性奴隷」を主張する日中韓他の民間団体による「日本軍『慰安婦』の声」の申請書には、「『慰安婦』制度はホロコーストに匹敵する戦時中の惨劇」と書いてあります。これ対して「カナダ・イスラエル友好協会」が意見書をユネスコ事務局に送りました。

 意見書には反ユダヤと反日本に政治利用されているユネスコの腐敗、ホロコーストが膨大な資料によって裏付けされて歴史家の間でも合意ができている一方で慰安婦問題には多くの議論が必要であること、そして第二次世界大戦中に600万人のユダヤ人の男性、女性、子供が虐殺されたホロコーストと慰安婦を比較することは不適切かつ不快であること、などが指摘されています。日本の外務省がこれくらい反論してくれたらスッキリするのに、と思うような優れた内容です。この意見書はなでしこアクションのホームページに英語の原文全文と日本語訳を公開していますので是非お読みください。

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