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ロシアの酒代わり入浴剤で大量70人超死亡 プーチン政権も対策へ

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ロシアの酒代わり入浴剤で大量70人超死亡 プーチン政権も対策へ

ロシア・イルクーツクで、入浴剤を飲んで中毒を起こし病院に搬送された女性=22日(タス=共同) ロシア・イルクーツクで、入浴剤を飲んで中毒を起こし病院に搬送された女性=22日(タス=共同)

 ロシア東シベリア・イルクーツクで、酒代わりに飲まれていた入浴剤で大勢が中毒になり、28日までに70人以上が死亡した。低所得者層で値段の安い化粧品などが「代用酒」として飲まれてきたロシアでも一度にこれほどの死者が出る事態は異例。プーチン政権も本格的な対策に乗り出した。

 入浴剤には飲用禁止の表示はあったが、75~90%のアルコールを含んでおり、事実上代用酒として流通していたとみられる。大勢の死者が出たのは、販売された入浴剤が偽物で、有毒のメチルアルコールが使われていたことが原因とみられる。捜査当局は製造元や販売店を捜索、10人以上を拘束した。

 ロシアではソ連時代からアルコールの過剰摂取が深刻な社会問題。プーチン政権発足後もアルコール度数の高いウオッカなどへの課税強化や、夜間の酒類販売規制といった措置を取ってきた。しかしロシアのシンクタンクは2千万人以上が密造酒や化粧品など法規制の枠外のアルコールを飲んでいると推計する。(共同)

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