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【検証・文革半世紀 第5部(中)】「弟・近平よ、真剣に反省せよ」 再び毛沢東路線を歩もうとする習近平氏に不満、太子党“反乱”相次ぐ

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【検証・文革半世紀 第5部(中)】
「弟・近平よ、真剣に反省せよ」 再び毛沢東路線を歩もうとする習近平氏に不満、太子党“反乱”相次ぐ

高まる文革への警戒 高まる文革への警戒

 香港のリベラル系紙、蘋果日報が2015年12月から16年11月まで、月1回のペースで異例のコラムを掲載した。筆者は中国人民解放軍の長老、羅瑞卿の次男である羅宇。タイトルは「弟の習近平と話したい」だ。

 羅瑞卿は現在の最高指導者である習近平の父、習仲勲と同時に副首相に任命され、親交を深めた。家も近く、羅宇は8歳年下で当時6歳だった習近平を弟のようにかわいがった。家族ぐるみの付き合いは30年以上も続いたという。

 コラムには、「毛沢東のやり方はすでに歴史のゴミ箱に入っている。いまさら通用するはずがない」などと、羅宇が兄のように習を諫(いさ)める場面もある。

 習仲勲も羅瑞卿も、毛が主導した文化大革命(文革)では、紅衛兵に徹底的につるし上げられた。習仲勲は約8年も投獄され、羅瑞卿は自殺を図って3階の自宅から飛び降り、足の骨を折る大けがをした。

 「私たちの父親は独裁者、毛沢東の補佐役だった。しかしその結果、迫害され、一家離散の憂き目にあったのではないか」。羅宇はコラムで両家の歴史を振り返り、訴えている。「弟よ、文革を真剣に反省しなければダメだ」

 習近平と同じく元高級幹部の子弟で構成する太子党のメンバーで、軍将校だった羅宇は1989年6月の天安門事件後、民主化を求める大学生に発砲した軍に失望し、辞職した。現在は米国で暮らしている。

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