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米加盟なら国際刑事裁判所脱退せず、ナミビア大統領
英ロンドンを訪問中のアフリカ南部ナミビアのガインゴブ大統領は1日、ロイター通信のインタビューで、ナミビアが検討している国際刑事裁判所(ICC)からの脱退について、米国が加盟するならば脱退を見合わせるとの考えを示した。米国は米兵が訴追される恐れがあるとして未加盟。
大量虐殺や戦争犯罪、人道に対する罪を犯した個人を裁くICCが逮捕状を出したスーダンのバシル大統領が昨年、南アフリカに入国した際、逮捕しなかったと批判されたことを受けて南アフリカが脱退手続きを開始。アフリカ諸国の間では脱退の手続きに入ったり、検討したりする動きが相次いでいる。(共同)