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【仏大統領選】オランド仏大統領、再選出馬を断念、右派2候補の前に支持率低迷

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オランド仏大統領、再選出馬を断念、右派2候補の前に支持率低迷

フランスのオランド大統領(ゲッティ=共同) フランスのオランド大統領(ゲッティ=共同)

 【ベルリン=宮下日出男】フランスのフランソワ・オランド大統領(62)は1日、国民向けのテレビ演説を行い、来年4~5月に実施される大統領選に出馬しない意向を表明した。支持率の低迷が理由とみられる。1958年に発足した現在の第5共和制下で、現職大統領が2期目を目指すことなく再選を断念するのは初めて。

 オランド氏は「十分な支持を集められない道を進むことによる危険を承知しており、大統領選の候補とならないことを決心した」と述べた。来年5月までの任期は全うする考えも示した。

 オランド氏は2012年大統領選で、保守系現職のニコラ・サルコジ氏(61)を破り、ミッテラン元大統領退任以来17年ぶりとなる左派、社会党出身の大統領に就任した。公約とした経済回復や雇用情勢の改善は十分に果たせず、テロの頻発で治安対策でも批判を受け、支持率は史上最低水準に低迷していた。

 大統領選に向けては中道・右派が11月27日、統一候補にフランソワ・フィヨン元首相(62)を選出。世論調査では極右、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(48)と選挙に進む公算が大きく、オランド氏は出馬しても第1回投票で10%も得票できずに敗退すると予測されていた。

 社会党など左派は来年1月に候補を選出する予備選を実施する予定。1日には候補者の届け出が始まり、オランド氏の判断が注目されていた。予備選には元閣僚らが立候補を表明しており、マニュエル・バルス首相(54)の出馬も取り沙汰されている。

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