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【激震・朴政権】カギ握る与党の“非朴派” 野党は2日の弾劾訴追案採決で合意できず

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【激震・朴政権】
カギ握る与党の“非朴派” 野党は2日の弾劾訴追案採決で合意できず

記者の質問に答える与党セヌリ党非主流派の金武星前党代表=1日、ソウル(聯合=共同) 記者の質問に答える与党セヌリ党非主流派の金武星前党代表=1日、ソウル(聯合=共同)

 【ソウル=名村隆寛】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と距離を置く、与党セヌリ党の非主流派(非朴派)の動向が朴氏の辞任だけでなく、次期大統領選挙に向けた同党の今後を左右しそうだ。

 セヌリ党執行部に合わせるかたちで、非朴派は1日、朴氏に来年4月末までの辞任を求める方針を決定。野党勢力の弾劾への動きとは距離を置き始めた。これにより、最大野党「共に民主党」が目指していた、非朴派を取り込んでの2日の弾劾訴追案の採決はなくなった。

 非朴派の動きは第2野党「国民の党」も注視している。2日の採決を見送った同党は、「弾劾と辞任に関する協議を並行させる」(朴智元=パク・チウォン、非常対策委員長)、「朴氏が辞任時期を決めれば与党との協議は可能」(安哲秀前代表)との立場だ。同党では「非朴派は国会会期末の直前まで(辞任時期を決める)協議して、できなければ9日に弾劾する」とみており、状況を見極める構えだ。

 40人以上とみられる非朴派は「弾劾の先頭に立つ」(金武星前党代表)とし、朴氏が辞任時期を表明しない場合は、弾劾に同調する方針。結論は朴氏の態度次第だが、弾劾の可否は不透明になってきた。

 朴氏から圧力を受け、4月の総選挙でセヌリ党の公認が得られず、一時は離党した者もいる非朴派。朴氏退陣へのキャスチングボートを握るだけでなく、“朴離れ”が進む党の内部で発言力を強め、攻勢に出る可能性が高まっている。

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