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コロンビア和平成立、反対派は採決ボイコット

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コロンビア和平成立、反対派は採決ボイコット

 【ロサンゼルス=中村将】南米コロンビア下院で11月30日、政府と左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)が署名した新和平合意案が審議され、承認された。AP通信が報じた。上院でも承認されており、和平合意が正式に成立した。約22万人が死亡し、数万人が行方不明となった半世紀におよぶ内戦に終止符がうたれる。

 上下両院の承認を経て、FARCは完全に武装解除し、政党として政治参加する。武装解除の履行は国連が監視・検証することになっている。

 一方、新合意案の内容に不満を持つ反対派は、国民投票ではなく、議会での承認だけで和平を成立させたことに反発。上下両院の採決をボイコットした。合意履行に向けた法整備などで曲折も予想される。

 和平合意案をめぐっては、ゲリラの刑罰減免が盛り込まれており、虐殺やテロ事件などの被害者の遺族らが猛反発。10月の国民投票では反対が僅差で上回った。これを受けて、政府とFARCは合意案の修正に着手。新合意案は内戦被害者や遺族への補償などが強化されたが、刑罰減免は残った。サントス大統領は新合意案は国民投票にかけず、賛成派が多数の議会に諮り、承認を得て成立させると表明していた。

 サントス氏は和平への努力が評価され、ノーベル平和賞の授賞が決まった。12月10日に授賞式が行われる。

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