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【北朝鮮情勢】新たな対北制裁決議採択 「抜け穴」封じに石炭規制も…成果は中国の出方次第

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【北朝鮮情勢】
新たな対北制裁決議採択 「抜け穴」封じに石炭規制も…成果は中国の出方次第

 【ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮の5回目の核実験を受けた国連安全保障理事会の新制裁決議は、3月の制裁決議の「抜け穴」とされた石炭輸出の規制強化が柱となった。中国向けの石炭輸出に頼る北朝鮮の外貨獲得手段を遮断し、核・ミサイル開発の断念に追い込むことができるかが最大の焦点となる。

 「全会一致の採択は、安保理がこれまで以上に厳しい制裁を科すことを示している」

 米国のパワー国連大使は30日の会合で、中国やロシアが賛成に回った決議の意義を強調。日本の別所浩郎国連大使も、「全会一致の採択を歓迎したい」と述べた。9月の核実験から2カ月半以上を費やした末にまとまった決議には評価の声が広がるが、北朝鮮産石炭の唯一の輸入国である中国の出方は予断を許さない。

 1月の核実験を受けた3月の制裁決議では北朝鮮の石炭輸出を禁止したものの、「民生目的」は例外として認め、採択後、中国は輸入量を増やした。その間、北朝鮮は5回目となる核実験を9月に実施。「最強の制裁」とされた3月の決議内容の見直しが迫られた。

 安保理関係筋は「『民生目的』という曖昧な言葉遣いの解釈をめぐり各国の間で幅があった」と、中国の対応に不満をにじませる。

 外交筋によると、北朝鮮の石炭輸出額は2007年は2億ドル程度だったが、11年に10億ドルを超え、その後は同額で推移。現在は、外貨収入の3分の1を石炭輸出に頼っているという。

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