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【北朝鮮核実験】安保理、北朝鮮の制裁決議案を採択 石炭輸出に上限、外貨獲得の締め付け狙う

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【北朝鮮核実験】
安保理、北朝鮮の制裁決議案を採択 石炭輸出に上限、外貨獲得の締め付け狙う

 【ニューヨーク=上塚真由】国連安全保障理事会は30日午前(日本時間同日夜)、北朝鮮による5回目の核実験を受けた新たな制裁決議を全会一致で採択した。安保理の対北制裁は6回目。核・ミサイル開発資金の締め付けを目的に北朝鮮からの石炭輸出に上限を設け、銅やニッケル、銀、亜鉛の禁輸も盛り込んだ。

 北朝鮮が9月に核実験を実施してから、米国が主に中国と交渉を続けてきた。決議が実際に履行されれば、北朝鮮が年間に輸出で得る約30億ドル(約3300億円)の4分の1に当たる約8億ドルを削減できる。核・ミサイル開発を強行する北朝鮮に対し、実効性の制裁を科すことができるかは最大の貿易相手国、中国の対応次第となりそうだ。

 決議では、北朝鮮最大の外貨獲得源である石炭輸出について、年間上限を総額約4億ドルもしくは総量750万トンと設定。また、北朝鮮政府による海外労働者派遣にも初めて言及。外貨稼ぎへの懸念を示し、加盟国に監視を求めた。

 このほか、北朝鮮への船舶やヘリコプターの販売を禁止。外交特権を利用して外貨獲得に動く北朝鮮の海外駐在外交官らへの規制も新たに盛り込み、加盟国に外交官の数を減らすよう求め、銀行口座を1人1口座とした。北朝鮮国内にある海外企業の事務所や銀行口座の閉鎖も盛り込んだ。

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