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【北朝鮮情勢】中国の密輸取り締まりがカギに 対北制裁決議、取引材料にも

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【北朝鮮情勢】
中国の密輸取り締まりがカギに 対北制裁決議、取引材料にも

 【北京=藤本欣也】中国政府は、国連安保理の新たな対北制裁決議を順守する姿勢をアピールし、米国など国際社会の圧力をかわす一方で、「北朝鮮の一般国民の生活を損なうものであってはならない」(耿爽外務省報道官)と従来の立場を繰り返し、対北配慮を示すことも忘れていない。

 耿報道官は制裁決議採択前の11月29日、北朝鮮に対し「明確かつ一致団結したシグナル」を出す重要性を指摘するとともに、「中国は安保理常任理事国として非常に真剣な態度で安保理決議を履行する」と強調した。

 今回の制裁決議では、北朝鮮の石炭輸出に年間750万トンという上限を設定。これまで抜け穴だった「民生目的」の石炭輸出にも制限を加える狙いがある。

 石炭は北朝鮮の対中輸出の約4割を占めているとされる。中国側の統計によると、中国が北朝鮮から輸入した石炭は8月だけで246万5000トン。このペースだとわずか3カ月で上限に迫ることになり、数字の上では北朝鮮にとって打撃となるのは間違いない。

 ただ、「統計に表れない密輸に関して中国当局がどれだけ取り締まるかがカギ」(外交筋)となる。

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