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香港高裁も「議員資格取り消し」 独立志向の2人、宣誓問題で判決

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香港高裁も「議員資格取り消し」 独立志向の2人、宣誓問題で判決

会見する梁頌恒氏(左)と游●(草冠に惠)禎氏=30日、香港(ロイター) 会見する梁頌恒氏(左)と游●(草冠に惠)禎氏=30日、香港(ロイター)

 【上海=河崎真澄】香港立法会(議会)で「香港独立」も視野に入れた反中派議員2人が行った就任宣誓をめぐり、香港政府が議員資格の取り消しを求めた司法審査の上訴審で、香港高等法院(高裁)は30日、資格を取り消すとした一審判決を支持し、2人の訴えを棄却した。公共放送RTHK(電子版)が報じた。

 2人は香港を「本土」と主張する本土派の政党、青年新政の梁頌恒、游●禎の両氏。10月の宣誓時に「香港は中国ではない」と記した幕を掲げるなど、規定通の宣誓を行わなかった。

 香港の基本法(憲法)に解釈権をもつ中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会は11月7日、「不誠実な宣誓をすれば香港基本法に基づき公職の資格を喪失する」と判断。30日の判決では、「中国の基本法解釈は香港の裁判所に拘束力を持つ」と説明された。

 2人は30日の判決後、終審法院(最高裁)への上訴も検討するとしたが、判決が覆る可能性は低い。

 香港政府は別の女性議員1人についても、宣誓問題で資格取り消しを求める司法審査を申し立てる見通しだ。さらに香港と同じ「一国二制度」で中国の主権下にあるマカオ政府も、議員宣誓の規定を厳格化するなど波紋が広がっている。

●●=草冠に惠

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