産経ニュース

オランダ下院がブルカ限定禁止法案を可決、欧州で4例目

ニュース 国際

記事詳細

更新


オランダ下院がブルカ限定禁止法案を可決、欧州で4例目

 【ベルリン=宮下日出男】オランダ下院は11月29日、イスラム教徒の女性の衣装「ブルカ」着用を含め、顔をベールやマスクで覆うことを限定的に禁止する法案を賛成多数で可決した。上院を通過し、法案が成立すれば、国レベルでブルカ着用を禁止する欧州諸国として4例目になる。

 法案は昨年、政府が閣議決定。採決では定数150の下院で、ルッテ首相の与党、自由民主党を含む132人が賛成した。公共交通機関や教育、医療、政府機関施設が着用禁止の対象となる。違反すれば、最大410ユーロ(約4万9000円)の罰金が科される。

 政府は「治安対策」を着用禁止の狙いとし、公共の場全般で禁じる考えはないとしている。オランダのメディアによると、同国でブルカを着用する女性はわずかしかいないとされる。

 イスラム教徒など移民に反対する極右、自由党のウィルダース党首はAP通信に対し、法案可決を「正しい方向への一歩」と評価。同党が政権をとれば、全面禁止を目指すとした。最新の世論調査では、同党が来年3月の総選挙で第1党に躍進する可能性が指摘されている。

 欧州ではこれまでにフランスとベルギーが公共の場でのブルカ着用を禁止。ブルガリア議会も9月に禁止法案を可決しており、今後施行される見通し。

関連ニュース

イスラム女性の服に放火、NY5番街、憎悪犯罪か

「ニュース」のランキング