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【主張】朴大統領が辞意 決断を混迷収束につなげ

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【主張】
朴大統領が辞意 決断を混迷収束につなげ

 韓国の朴槿恵大統領が、任期満了前の辞意を表明した。

 親友による国政介入事件の発覚を受けて支持率は1ケタに低迷し、退陣を求める週末の大規模集会は熱を帯びる一方だ。弾劾訴追案を採決する動きも強まっていた。

 国民の信頼を回復する見込みはなく、続投にこだわれば混乱にさらに拍車をかける。そう判断したのだろうか。

 実際に辞任する時期や後継をめぐり朴氏が求める条件の是非など流動的な要素も多い。だが、この決断が混迷を収束に向かわせる契機となることを期待したい。

 この事態に一番ほくそ笑んでいるのは北朝鮮である。危険な挑発に踏み切る恐れもなしとしない。日本も自らの安全保障上の観点を含め、注視していくべきだ。

 折から、国連安全保障理事会は核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、新たな制裁決議案を近く採択する見通しになっている。

 新決議への北朝鮮の反発は必至であり、本来、韓国政治の停滞は許されない状況にある。

 朴氏と与野党、韓国政府はその認識に立ち、一刻も早く国政の安定を取り戻すべく全力を挙げなければならない。

 韓国の大統領が任期中に辞任すれば、1987年の民主化以降、初めてだ。移行期の体制をいかに整えていくかも大きな課題だ。

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