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【環球異見・次期米大統領のTPP離脱表明】米ニューヨーク・タイムズ「中露など協定交渉の好機ととらえている」 中国・環球時報「中国が最良のパートナーとトランプ氏は知るべきだ」

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【環球異見・次期米大統領のTPP離脱表明】
米ニューヨーク・タイムズ「中露など協定交渉の好機ととらえている」 中国・環球時報「中国が最良のパートナーとトランプ氏は知るべきだ」

ペルー・リマで開催のAPECに合わせて開かれたTPP首脳会合(ロイター) ペルー・リマで開催のAPECに合わせて開かれたTPP首脳会合(ロイター)

 トランプ次期米大統領が21日発表したビデオ声明で、来年1月の就任初日に環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)離脱を通告すると表明し、TPP発効が不透明となった。米メディアは、米国の撤退でアジア太平洋地域の経済秩序の主導権を狙う中国の台頭は免れないと警戒。シンがポール紙は、自由貿易の担い手だった米国主導の時代が終焉(しゅうえん)したと指摘。中国紙はTPP頓挫を「中国に好材料」と歓迎している。

                  

ニューヨーク・タイムズ紙(米国)「撤退は中国を勢いづける」

 トランプ次期米大統領のTPP離脱表明を受け、ワシントン・ポスト紙(電子版)は22日、「米国の主な貿易相手国はすでに次の貿易協定を模索し始めている。中国やロシア、その他の国は、自国の経済に有利となる協定を交渉する好機ととらえている」と指摘。今後、中国がTPPに対抗する枠組みとして推し進めてきたアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉に各国が積極的になるだろうと分析した。

 また、米有力シンクタンク「ピーターソン国際経済研究所」のフレッド・バーグステン所長は同紙に対し、米国を外して世界は自由貿易の道をたどる可能性があるとし、中露主導の多国間貿易協定の枠組みができれば「米国には不利なものになるだろう」と危機感を示した。

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