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ミャンマー国軍、少数民族ロヒンギャに圧力…難民はバングラに越境、スー・チー氏に批判も

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ミャンマー国軍、少数民族ロヒンギャに圧力…難民はバングラに越境、スー・チー氏に批判も

在日ミャンマー大使館前で抗議活動する在日ロヒンギャの人たち。ミャンマー国軍は少数民族への圧力を強めている=10月、東京都内 在日ミャンマー大使館前で抗議活動する在日ロヒンギャの人たち。ミャンマー国軍は少数民族への圧力を強めている=10月、東京都内

 【シンガポール=吉村英輝】ミャンマー西部ラカイン州で、国軍がイスラム教徒少数民族ロヒンギャへの圧力を強めている。国際社会では「国軍による人権弾圧」との指摘が高まり、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相への批判も出ている。

 隣国バングラデシュにはロヒンギャの避難民が大量に流入。バングラデシュ外務省は23日、在ダッカのミャンマー大使に「数千人が越境し、数千人が国境近くに集結している」と指摘し、事態収拾を要求した。

 混乱の発端はラカイン州で先月、ロヒンギャの武装勢力が軍や警察の施設を相次いで襲撃し、兵士ら十数人が死亡した事件。ミャンマー政府は、パキスタンなどでテロ組織から軍事訓練を受けた男が数百人の集団を率い犯行に及んだと見て捜査し、構成員ら約70人を殺害したとしている。

 国連は、この混乱でロヒンギャ3万人が家を追われ、ロヒンギャが集中するラカイン州北部への15万人分の医薬や食料支援が40日以上滞っていると批判。ロイター通信によると、パワー米国連大使は17日、安全保障理事会の非公開会議で「ミャンマー政府にこのまま任せるのは危険だ」とし、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の現地拠点開設を訴えた。

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