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ロシアが北方領土に地対艦ミサイル配備、実効支配誇示狙いか

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ロシアが北方領土に地対艦ミサイル配備、実効支配誇示狙いか

 【モスクワ=黒川信雄】インタファクス通信は22日、ロシア軍機関紙の報道として、ロシアが実効支配する北方領土の国後島と択捉島に地対艦ミサイルが配備されたと伝えた。いずれも沿岸防衛に利用され、海上から接近する艦船などへの攻撃に使われる。

 プーチン大統領は20日、ペルーでの会見で、北方領土をめぐり「ロシアに主権がある」と明言するなど、12月の日露首脳会談に向けて領土交渉の進展を目指す日本側を牽制する発言を繰り返した。ミサイル配備の公表も、北方四島への露側の実効支配を誇示する狙いがありそうだ。

 国後島に配備された地対艦は「バル」で、択捉島に配備されたのは「バスチオン」。ショイグ国防相は3月、これらのミサイルを年内にクリール諸島(千島列島と北方領土)に配備する計画を明らかにしていた。露太平洋艦隊は7月、「バスチオン」の試射に成功したと発表していた。

 露軍は現在、北極海での権益維持などを目的に周辺地域での軍事力整備を進めている。国防省は昨年、露極東の沿海地方から北極圏までをつなぐ沿岸防衛システムの構築を決定しており、ミサイル配備もその一環とみられる。

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