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インド、高額紙幣廃止で銀行に長蛇の列 市民から不満の声の一方、「経済に好影響」と評価の意見も

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インド、高額紙幣廃止で銀行に長蛇の列 市民から不満の声の一方、「経済に好影響」と評価の意見も

ニューデリー市内の銀行で、新旧紙幣の交換などを求めて列をなす市民(岩田智雄撮影) ニューデリー市内の銀行で、新旧紙幣の交換などを求めて列をなす市民(岩田智雄撮影)

 インドのモディ首相が国内の高額旧紙幣の使用を禁止してから、22日で2週間になる。しかし、新紙幣を入手しようとする市民が今も銀行の前に長蛇の列をなし、混乱が続いている。市民の間からは不満の声が上がっているが、課税逃れのために現金で取引し、不正蓄財する者が後を絶たないため、今回の措置を歓迎する意見も多い。(ニューデリー 岩田智雄)

 モディ氏は今月8日、ブラックマネー(非合法資金)による違法取引、テロリストへの偽札供給を防ぐため、高額の千ルピー(約1600円)と五百ルピーの紙幣の9日以降の使用を原則的に禁止し、その後、二千ルピー札と新五百ルピー札の発行が始まった。

 旧高額紙幣は、銀行に預金でき、市民は正当に得た資産を失うことはない。しかし、新紙幣は圧倒的に不足している。政府による供給のペースが遅く、当面、1回の預金引き出し額や新旧紙幣交換額に上限が設定されているからで、クレジットカードなどを持たず現金を求める多くの市民が銀行に殺到したままだ。

 新紙幣は、高額の二千ルピー札を先に導入したため、現金取引の商店は釣り銭を確保できず、ニューデリーのある女性は「小銭がないので、食料品すら買えない」と話す。

 一方、高まる不満にモディ氏は演説で「たとえ生きたまま焼かれようと、やめることはない」と強気の構えを見せている。

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