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【激震・朴政権】韓国検察が大統領府高官らを強制捜査 「重要な証拠は全て破棄された」時遅しの批判も

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【激震・朴政権】
韓国検察が大統領府高官らを強制捜査 「重要な証拠は全て破棄された」時遅しの批判も

韓国の朴槿恵大統領と友人の崔順実氏のお面をかぶって抗議する市民=27日、ソウル(ロイター) 韓国の朴槿恵大統領と友人の崔順実氏のお面をかぶって抗議する市民=27日、ソウル(ロイター)

 【ソウル=名村隆寛】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領をめぐる機密資料の漏洩(ろうえい)事件で、検察が大統領府高官らに対する強制捜査に踏み切った。大統領を中心とする事件とあって、韓国社会は極めて強い反発を示している。ソウル市内では29日、朴氏を批判する市民集会が各地で行われた。

 朴氏は友人の女性実業家、崔順実(チェ・スンシル)氏に機密を流していたとみられている。強制捜査の対象者は、崔氏が私物化した疑いのある財団の設立に資金集めなどで関与したとされる安鍾範(アン・ジョンボム)政策調整首席秘書官や、機密資料の内容を崔氏に報告した疑惑が持たれているチョン・ホソン秘書官らで、いずれも韓国メディアが捜査を促していた人物だ。

 ただ、強制捜査はようやく実現したとの印象が拭えず、検察に対する社会の目も厳しいのが実情だ。崔氏の財団疑惑は2カ月以上前に浮上しており、崔氏ら事件のカギを握る者は、この間に海外に出国してしまった。

 韓国メディアは「重要な証拠は全て破棄されたとみるのが妥当」「空き家の捜索」(朝鮮日報)などと伝え、証拠がすでに隠滅された可能性を指摘している。また、「検察は捜査を行うふりを始めた」(同)などと、検察への不信感も隠さない。

 検察は今後、安氏らから事情聴取する方針とみられ、どこまで真相に迫れるかが焦点となる。展開次第では、大統領府だけでなく検察への批判が強まる可能性もある。

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