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【石平のChina Watch】中国が「詐欺の国」となる日は遠くない オレオレ詐欺や偽証明書の偽造…もはや〝地場産業〟化した「郷」がはびこる国

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【石平のChina Watch】
中国が「詐欺の国」となる日は遠くない オレオレ詐欺や偽証明書の偽造…もはや〝地場産業〟化した「郷」がはびこる国

中国の人民元紙幣。農村ぐるみの詐欺事件が多発している (ロイター) 中国の人民元紙幣。農村ぐるみの詐欺事件が多発している (ロイター)

 湖南省双峰県の場合、それはもはや県内の郷ではなく、県全体が「詐欺の郷」と化していた。

 人口95万人程度の双峰県は、昔から偽証明書の製造が“地場産業”となっていたことで有名だが、数年前から「合成写真詐欺」が新たな産業として盛んになった。全国の党・政府の幹部や企業経営者の個人資料とその写真を収集してきて半裸や全裸の美女との合成写真を作り、本人に対して、恐喝とゆすりを行うのである。

 国内有名紙の新京報が今年4月26日に掲載した記事によると、双峰県の「合成写真詐欺産業」は既に県民総出の一大産業となり、県内の走馬街鎮では、鎮民7万人のうち、少なくとも2万人が偽証明書作りか合成写真詐欺に従事したことがあるという。

 以上は、最近中国で話題となった「詐欺の郷」のほんの一端である。一握りのならず者がひそかに犯罪を行うのではなく、1つの村、1つの郷、あるいは1つの鎮全体において人々が半ば大っぴらに「詐欺という名の産業」を起こしているところに特徴があろう。

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