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【タイ国王死去】ネットの「王室侮辱」を糾弾 タイで頻発 黒服高騰騒ぎも

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【タイ国王死去】
ネットの「王室侮辱」を糾弾 タイで頻発 黒服高騰騒ぎも

バンコクでは、死去したプミポン国王を悼み、多くの人が黒や暗い色の服を着て通勤・通学している=17日(ロイター) バンコクでは、死去したプミポン国王を悼み、多くの人が黒や暗い色の服を着て通勤・通学している=17日(ロイター)

 【シンガポール=吉村英輝】プミポン国王が死去したタイで、ソーシャルメディアに「王室を侮辱する投稿を行った」として、群衆が投稿者を糾弾する騒ぎが各地で相次いでいる。多数の国民が死去を悼んで黒い服を着用し、価格が高騰する問題も発生し、政府は平静を呼びかけている。

 暫定政権のプラユット首相は18日、「国民感情を傷つけるだけではなく、違法となる」と述べ、王室侮辱につながるコメントや写真をインターネットで拡散しないよう国民に求めた。タイには厳しい不敬罪があり、王室に関する報道は制限されるが、ネットでは中傷する投稿もみられる。

 現地メディアによると、南部サムイ島では16日、王室を侮辱したとして女性(43)が逮捕され、警察が女性を国王の肖像の前にひざまずかせたほか、市民が女性をつるし上げる様子をネットに投稿。国王の死去で感情的になった市民らがあおるかたちで、糾弾運動は襲撃や暴行事件にも発展している。

 国内では、政府が職員に1年間の着用を命じた黒い服の需要が急増。政府は不当な便乗値上げを取り締まる一方、喪章だけでよいとの見解を出したり、低所得者向けに黒いシャツを無料配布したりして騒動の沈静化に努めている。

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