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【ドゥテルテ・ショック(上)】麻薬受刑者でごった返す刑務所 南シナ海で中国に歩み寄り…「暴言大統領」が支配する国の現実

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【ドゥテルテ・ショック(上)】
麻薬受刑者でごった返す刑務所 南シナ海で中国に歩み寄り…「暴言大統領」が支配する国の現実

フィリピン・マニラ首都圏ケソン市の刑務所。黄色いシャツ姿の受刑者は定員を大幅に超過している フィリピン・マニラ首都圏ケソン市の刑務所。黄色いシャツ姿の受刑者は定員を大幅に超過している

 ある調査員は「警察が売人などを使って薬物を中毒者に渡し、現場に踏み込む。女性などを外に出した上で、賄賂提供に応じなければ『抵抗した』とでっち上げて射殺し、捜査成績をあげる。押収した薬物はまた、売人に売る。一石二鳥だ」と指摘した。

 警察署内で最近、容疑者が射殺された際、警察は「拳銃を奪われそうになり反撃した」と主張したという。同委員会の医師は「不自然」との見方を示すが、立証には調査が必要だ。

    

 国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は今月、「当局の高官らが公に殺害を容認する発言をし、(殺害の)継続を促しているとみられることに深刻な懸念を抱いている」と指摘し、フィリピンの麻薬犯罪対策が訴追対象になる可能性を警告した。

 国際的な懸念が高まる中、フィリピンのアベリヤ大統領報道官は12日、人権専門家による調査を受け入れると国連に通知したと発表した。だがドゥテルテ氏は翌日、国連や米国、欧州連合(EU)を名指しし、「やつらより俺の方が利口だ。こっちに来て俺を捜査してみろ」と挑発。法廷弁護士だった経験も生かし論破すると大見えを切った。

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