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【国際情勢分析】「ひとつの中国認めない」蔡英文政権から「中台は同じ中国」と主張する野党主席に与えられたミッションとは…

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【国際情勢分析】
「ひとつの中国認めない」蔡英文政権から「中台は同じ中国」と主張する野党主席に与えられたミッションとは…

6日、台北市内で、APEC特使の任命について記者会見する親民党の宋楚瑜主席。会見場には孫文の書を掲げた(田中靖人撮影) 6日、台北市内で、APEC特使の任命について記者会見する親民党の宋楚瑜主席。会見場には孫文の書を掲げた(田中靖人撮影)

 APEC首脳会議は、それぞれの首脳が「経済体の代表」という地位で参加するため、お互いに国家と認めない中台間の交渉に特有な「肩書」問題が発生せず、国民党の馬英九前政権が初めての中台首脳会談の場として模索した経緯がある。今回のAPECでも、宋氏と習氏との会談が実現するかどうかが、注目されている。ただ、現状ではその可能性は高くないようだ。

 蔡氏は10日の「双十節」の演説で、「新四不(新たな4つのノー)」と呼ばれる「(有権者への)約束は変わらず、(中国への)善意は変わらず、圧力の下に屈服せず、古い対抗の道にも戻らない」とする対中方針を強調した。同じ民進党の陳水扁政権が掲げた「四不一没有(4つのノー、1つのない)」に由来する呼び名だが、中国共産党の機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報(電子版)は直ちに社説を掲載。蔡氏の演説には「一没有(1つのない)」は出てこないが、「92年合意(への言及)がない」として、「蔡英文はますます(台湾独立派の)陳水扁に似てきた」と批判した。社説は、「蔡英文時代の両岸関係の対立と緊張は確定状態となった」と指摘した上で、中台間の公式接触は「回復の望みなし」と決めつけた。

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