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【国際情勢分析】「ひとつの中国認めない」蔡英文政権から「中台は同じ中国」と主張する野党主席に与えられたミッションとは…

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【国際情勢分析】
「ひとつの中国認めない」蔡英文政権から「中台は同じ中国」と主張する野党主席に与えられたミッションとは…

6日、台北市内で、APEC特使の任命について記者会見する親民党の宋楚瑜主席。会見場には孫文の書を掲げた(田中靖人撮影) 6日、台北市内で、APEC特使の任命について記者会見する親民党の宋楚瑜主席。会見場には孫文の書を掲げた(田中靖人撮影)

 宋氏は中国湖南省出身の「外省人」。7歳の時に台湾に渡り、米国留学を経て、中国国民党の蒋経国総統(当時)の英語秘書に。李登輝総統(同)の側近としても活躍したが、初代の民選台湾省長を経た2000年の総統選では国民党の候補に選ばれず、離党して出馬し落選。親民党を結成し、その後も今年1月を含め3回の総統選(うち1回は副総統候補)に出馬するなど、政界での影響力を保ってきた。

 05年には中国の胡錦濤総書記、14年には習総書記とそれぞれ会談している。5月の政権発足後、蔡氏は、宋氏の中国人脈に期待し、対中窓口機関、海峡交流基金会の董事長(会長)を打診したとされる。「一つの中国」を受け入れない民主進歩党の蔡氏と異なり、宋氏の主張は、中台が同じ「中国」に属するという「両岸一中」。記者会見でも、14年に会談した習氏が、05年に中国を訪問した際に宋氏が記した「両岸(中台)の兄弟は同じ家族だ」という表現を持ち出した逸話を披露して、自身が中国側から信頼されているとアピールした。

 中台関係の「現状維持」に神経を割く蔡氏は、宋氏との関係を特に重視し、総統就任前の3月に公式に会談。宋氏によると、その後も蔡氏は月に1度は自宅に食事に招くなどして会談を重ねてきたという。

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