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【国際情勢分析】「ひとつの中国認めない」蔡英文政権から「中台は同じ中国」と主張する野党主席に与えられたミッションとは…

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【国際情勢分析】
「ひとつの中国認めない」蔡英文政権から「中台は同じ中国」と主張する野党主席に与えられたミッションとは…

6日、台北市内で、APEC特使の任命について記者会見する親民党の宋楚瑜主席。会見場には孫文の書を掲げた(田中靖人撮影) 6日、台北市内で、APEC特使の任命について記者会見する親民党の宋楚瑜主席。会見場には孫文の書を掲げた(田中靖人撮影)

 台湾の蔡英文政権は11月19、20日に南米ペルーで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への特使に、野党、親民党の宋楚瑜主席(74)を選んだ。宋氏は2014年に中国の習近平共産党総書記(国家主席)と会談した経験があり、中国側に人脈があるとされる。蔡政権が「一つの中国」原則に基づく「1992年コンセンサス(合意)」を認めず、中台関係が冷え込む中、宋氏の派遣で現状が打開できるか、注目されている。

 「大陸(中国)が宋楚瑜ですら受け入れられないなら、両岸(中台)に平和発展の将来はあるのか」

 総統府が特使任命を発表した翌日の6日、台北市内で開いた記者会見で、宋氏は語気を強めた。約1時間の会見では、ベテラン政治家らしく雄弁に語り、ほぼ独演会状態。その後半、台湾メディアの記者が過去の事例を元に、本当にAPECに出席できるのか遠回しに聞いたのがしゃくに障ったようだ。自分で無理なら他の誰が特使でもダメ-。対中関係での強い自負がにじんだ。

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