産経ニュース

【英EU離脱】ポンド急落…元財務官・篠原尚之氏「『長期停滞』牽引役見当たらず」

ニュース 国際

記事詳細

更新

【英EU離脱】
ポンド急落…元財務官・篠原尚之氏「『長期停滞』牽引役見当たらず」

元財務官で東大教授の篠原尚之氏 元財務官で東大教授の篠原尚之氏

 世界経済の見通しなどを元財務官の篠原尚之東大教授に聞いた。

 --世界経済をどうみる

 「力強さにかける状況が続くだろう。牽引(けんいん)役が見当たらず、下方リスクが目立つ。最大の懸案は低成長。『長期停滞』といわれるが、人口減や高齢化に加え、昔のように大きな技術革新がなく、成長に与える影響が小さくなっている」

 --G20はどう対応していくべきか

 「財政、金融政策でできることはそれほどなく、構造改革で成長力をつけていくしかない。だが、各国とも実行は難しく、閉塞(へいそく)感が強まっている。強いメッセージを打ち出しにくい」

 --英国のEU離脱決定の影響は

 「離脱がどういう形になるか見えないが、英国が思っていた状況にならないと混乱する可能性がある。(他のEU諸国でも)似たような議論が出ているから注意が必要だ」

 --中国・人民元がIMFの特別引き出し権(SDR)の構成通貨に入った

 「市場の自由化や為替の透明性を確保してほしいというメッセージだ。改革のスピードが遅くなっている印象があり、これを機に一層の努力が期待される」

「ニュース」のランキング