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ドゥテルテ氏またお騒がせ “人権弾圧”のマルコス元大統領を「英雄」墓地に 「歴史を浄化するな!」と数千人デモ 

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ドゥテルテ氏またお騒がせ “人権弾圧”のマルコス元大統領を「英雄」墓地に 「歴史を浄化するな!」と数千人デモ 

フィリピンのドゥテルテ大統領=6日、ラオス、ビエンチャン (AP) フィリピンのドゥテルテ大統領=6日、ラオス、ビエンチャン (AP)

 【シンガポール=吉村英輝】フィリピンで長期独裁政権を維持し、1986年の「ピープルパワー(民衆の力)政変」で失脚した故マルコス元大統領の遺体について、ドゥテルテ大統領が「英雄」として埋葬することを決め、波紋を広げている。ドゥテルテ氏には、薬物犯罪容疑者らの「超法規的殺人」を容認する姿勢に、批判が上がっている。人権弾圧などで現代史に汚点を残したマルコス氏の“名誉回復”は、世論の反発を増幅させそうだ。

 「歴史を浄化するな」。マニラ首都圏の教育省前などで21日、数千人の学生らがデモ行進し、マルコス氏の英雄墓地への埋葬に反対する声を上げた。この日は、44年前の1972年にマルコス氏が戒厳令を布告した日。マルコス氏は、戒厳令で学生らの民主化運動を弾圧し、私腹を肥やして政治家や官僚の腐敗を進行させたとされる。

 マルコス氏は89年、亡命先の米ハワイで病死。ラモス政権下の93年、遺体の帰国が許され、故郷の北イロコス州の博物館の廟で冷凍保存され公開されている。イメルダ夫人(87)らが大統領経験者や戦没者が眠るマニラ首都圏の英雄墓地への埋葬を訴え続けてきたが、父親がマルコス政権下で暗殺されたアキノ前大統領らが反対してきた。

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