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「尖閣は中国領土だ」など派手なパフォーマンスの慈善家は虚像だった 中国の実業家に疑惑噴出 背景に党中央の権力闘争か

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「尖閣は中国領土だ」など派手なパフォーマンスの慈善家は虚像だった 中国の実業家に疑惑噴出 背景に党中央の権力闘争か

 【北京=西見由章】中国の実業家、陳光標氏(48)をめぐる疑惑を中国メディアが一斉に報じ、波紋を広げている。派手なパフォーマンスで知られる慈善家のイメージが虚像だったことを暴露する内容だ。陳氏と関係のある中国共産主義青年団(共青団)派の有力者、李源潮国家副主席が来秋の党大会で最高指導部入りするのを牽制(けんせい)する動きとの観測もある。

 中国のニュースサイト「財新ネット」は20日、今年7月に収賄罪などで無期懲役の実刑判決を受けた令計画・前人民政治協商会議副主席の汚職事件にからみ、陳氏が2015年ごろから当局の調査を受けていたと報道した。

 記事は、陳氏の経営する南京市の会社が慈善活動組織や政府機関などの公印を170個以上偽造し、寄付金の受領証を捏造(ねつぞう)するなどしていたとも指摘。陳氏が内陸部などに建設したと主張している小学校が一つも実在しないとし、12年までに20億元(約310億円)以上と主張する寄付の総額も、大部分が水増しされていた疑惑を伝えた。

 これに対し陳氏は21日、記事が名誉毀損(きそん)にあたるとして財新ネットの運営会社を相手取り、100万元の損害賠償と謝罪を求める訴訟を起こした。

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