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【シリア情勢】停戦延長求めるも、破綻の色濃いオバマ政権の戦略 誤爆で自ら苦境に    

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【シリア情勢】
停戦延長求めるも、破綻の色濃いオバマ政権の戦略 誤爆で自ら苦境に    

20日、シリアのアレッポで、空爆で破壊された国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のトラック(ロイター) 20日、シリアのアレッポで、空爆で破壊された国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のトラック(ロイター)

 【ワシントン=青木伸行】オバマ米政権のシリア戦略は、東部デリゾールで米軍主導の有志連合軍がアサド政権軍を誤爆するという、自らの手痛いミスによって苦境に追い込まれた。19日には停戦の延長を呼びかけたが、ロシアなどに付け入る隙を与えた形で、米露協調で停戦を維持し、和平協議の再開につなげるシナリオは風前の灯火だ。

 米国務省は19日、停戦を「延長する用意がある」との声明を発表。ケリー国務長官はニューヨークで、「ロシアの(延長に関する)見解を知る必要がある。ロシアがアサド政権を制御することが肝要だ」と語り、暗に秋波を送った。

 声明は同時に、シリア北部アレッポ周辺で19日、支援物資を運ぶ車列が空爆されたことに「激しい怒りを覚える」と非難した。

 軍事的には、米政府は停戦の延長により当初の予定通り、アサド政権軍による反体制派地域での空爆を封じ込め、ISに対する米軍との共同軍事行動をロシアに取らせることで、一定のタガをはめる狙いがある。

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