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【米大統領選・争点の現場】「誰に投票すればいいの」 頭悩ます豚農家 クリントンもトランプもTPP反対 でも意外に多い自由貿易派…

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【米大統領選・争点の現場】
「誰に投票すればいいの」 頭悩ます豚農家 クリントンもトランプもTPP反対 でも意外に多い自由貿易派…

ステート・フェアの会場で子豚を抱くサム・カーニー=8月18日、米アイオワ州デモイン(小雲規生撮影) ステート・フェアの会場で子豚を抱くサム・カーニー=8月18日、米アイオワ州デモイン(小雲規生撮影)

 数センチの厚切りの骨付き豚肉をグリルしたポークチョップや、細かいパン粉で揚げたカツレツをパンで挟んだポークテンダーロイン。会場には、アイオワ州名物の豚肉料理がずらりと並んでいた。8月の11日間で州都デモインに100万人超を集めた「ステート・フェア」。毎年恒例の、屋台や催しものでにぎわう一大イベントだ。

 「米国の豚農家にとって日本は金額ベースで最大の輸出相手。その門戸をさらに広げる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の実現は目下の最重要案件だ」

 デモイン郊外で約2500頭の豚を育てるサム・カーニー(61)はフェアの会場で、日米など12カ国が2月に署名したTPPへの熱意をあらわにした。アイオワは全米一の豚肉生産量を誇る農業州。全米の豚肉生産者団体のトップとして自由貿易を推進した経歴もあるカーニーには、日本に豚肉関税の引き下げを認めさせるTPPへの支持に迷いはない。

 ただし頭の痛い問題がある。11月の大統領選を前にした政治状況だ。TPPを批准する立場の米議会ではTPPへの慎重論が噴出し、民主党候補のヒラリー・クリントン、共和党候補のドナルド・トランプはともに反TPPを打ち出している。カーニーは「どちらが勝っても選挙後につきあわねばならない以上、どちらを支持するかという問題には関わりたくない」と悩ましげだ。「オバマ政権の任期中に議会がTPPを批准するのが一番だ」と見込みの薄いシナリオを口にして、嘆息をついた。

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