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江沢民氏が90歳にして「カエル」の愛称でアイドル化 習近平政権の締め付けに対する中国国民の不満の裏返しか?

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江沢民氏が90歳にして「カエル」の愛称でアイドル化 習近平政権の締め付けに対する中国国民の不満の裏返しか?

2015年9月、北京の天安門で開かれた記念行事に出席した江沢民元国家主席(右)と習近平国家主席(共同) 2015年9月、北京の天安門で開かれた記念行事に出席した江沢民元国家主席(右)と習近平国家主席(共同)

 【北京=矢板明夫】中国のインターネットなどで最近、2003年まで国家主席を務めた江沢民氏が若者などからアイドル視される現象が起きている。「蛤蛤(ハハ)」や「長者」といったあだ名がつけられ、面白くおかしく書かれた似顔絵も多く出回っている。17日に90歳の誕生日を迎えた江氏が急に人気を集め始めた理由として、国内に対し言論分野で締め付けを強化し、景気低迷に有効な対策を取れない現在の習近平政権に対する不満の表れだと指摘する声がある。

 江氏の誕生日の17日は朝から、ネット上の「天涯社区」などの有名掲示板に「90歳おめでとう」「長生きしてください」といった書き込みが殺到。「蛤蛤」とは、江氏の容姿が「カエル」(中国語で蛤蟆=ハマ)を連想させることからきたようで、江氏を尊敬することを指して「膜蛤」(カエルにひれ伏す)といった新語まで次々誕生している。

 一方、「長者」は中国語でもともと「年配者」の意味だが、江氏が以前、記者会見で自分のことを「長者」を自称したことから、今では江氏の代名詞になりつつある。ネットで実名ではなく、あだ名が多く使われた背景には、ネット言論が厳しく監視される環境のなかで、政治家の名前を直接入力すると、検閲に引っ掛かり、書き込みが削除される可能性があるからだ。

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