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1カ国反対で国連安保理、声明出せず 限界を改めて露呈

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1カ国反対で国連安保理、声明出せず 限界を改めて露呈

中国の共産党創設95周年の祝賀大会で演説する習近平国家主席=今年7月、北京(ロイター) 中国の共産党創設95周年の祝賀大会で演説する習近平国家主席=今年7月、北京(ロイター)

 中国が国連安全保障理事会の報道声明案に反対した背景には、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備に習近平指導部が懸念と嫌悪感を強めていることがある。日本は米韓両国と連携し、国際社会の圧力強化を目指したが、1カ国でも反対すれば声明すら発表できない安保理の限界が改めて露呈した。

 習氏は2012年のトップ就任後「血で固めた同盟」としてきた北朝鮮との関係を大胆に見直し、オバマ米政権の要請に寄り添う形で、国連や自国による制裁強化に踏み切った。韓国についても、北朝鮮より先に朴槿恵大統領との相互訪問を実現させるなど「蜜月関係」構築に力を入れた。

 それだけに、習氏はTHAAD配備でメンツをつぶされたと怒りを強めるとともに、国内で「習外交の失敗」に対する批判が上がり「習氏1強」体制が揺らぐような事態を警戒している。(共同)

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