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中国当局、人権派弁護士の王宇氏保釈 自身の行動を懺悔 拘束中に「胸の腫瘍手術を手配」と当局に感謝も

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中国当局、人権派弁護士の王宇氏保釈 自身の行動を懺悔 拘束中に「胸の腫瘍手術を手配」と当局に感謝も

人権派女性弁護士の王宇氏=2015年4月(共同) 人権派女性弁護士の王宇氏=2015年4月(共同)

 【北京=西見由章】香港紙の星島日報(電子版)は1日、昨年7月に拘束され、国家政権転覆容疑で逮捕された北京の女性人権派弁護士、王宇氏が保釈されたと報じた。同紙の取材に対し、かつての自身の言動を「誤りだった」と認め、「慚愧と後悔」の念を示したという。王氏が実際に保釈されたかは不明だが、当局からの圧力で「自己批判」を強いられている可能性がある。

 同紙によると、王氏は天津で取材に応じた。拘束中は当局側の手配で胸の腫瘍を切除する手術を受けることができたとして「中国の司法の人間的な配慮に感銘を受けた」と語ったという。

 また今年、欧米の団体などが授賞した人権賞について「私は中国人であり、中国政府の指導だけを受ける。この賞は現在も将来も受け取ることはない」と受賞を拒否したという。

 王宇氏は国家分裂罪で無期懲役判決を受けたウイグル族の学者、イリハム・トフティ氏の弁護を担当するなど「中国で最も勇敢な弁護士」と称された。

 中国のインターネット上では、「家族を“人質”にとられ、心にもないことを言わされているのでは」などと王氏を気遣う書き込みが相次いでいる。

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