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【緊迫・南シナ海】中国軍幹部「仲裁裁に判断する資格なし」「南シナ海政策変えず」 北京の安保会合で明言

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【緊迫・南シナ海】
中国軍幹部「仲裁裁に判断する資格なし」「南シナ海政策変えず」 北京の安保会合で明言

記者団の質問に答える鳩山元首相=16日、北京(共同) 記者団の質問に答える鳩山元首相=16日、北京(共同)

 中国主導で世界の安全保障問題などを話し合う「世界平和フォーラム」が16日、北京の清華大で始まった。南シナ海問題を巡って仲裁裁判所が中国の主権を否定したことについて、人民解放軍の孫建国連合参謀部副参謀長は「南シナ海の政策は今後も変えない」と明言、さらなる人工島造成や軍事施設建設の継続を示唆した。

 仲裁判断を担当した仲裁人(判事)を、安倍晋三首相に近い国際海洋法裁判所の柳井俊二所長(当時)が任命したと述べ、裁判は不当だと強調。「裁判所には判断する権利も資格もない」と激しく批判した。

 フォーラムでは「中国は南シナ海で2千年にわたって活動してきた。担当した仲裁人は歴史を分かっていない」(中国人研究者)などと、仲裁判断を非難する声が相次いだ。

 日本の鳩山由紀夫元首相も開幕式で「日本や米国は基本的に静観すべきで、中国やフィリピンに圧力をかけて判断を受け入れるよう促すべきではない」と指摘。南シナ海問題は「当事者間の対話と協力での解決を見守るべきだ」と述べた。(共同)

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