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【竜の野望】中国成長率横ばいの6・7%増と発表…「所得倍増」公約実現へ粉飾疑惑

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【竜の野望】
中国成長率横ばいの6・7%増と発表…「所得倍増」公約実現へ粉飾疑惑

 中国国家統計局が15日発表した今年4~6月期の国内総生産(GDP)成長率は、物価変動を除く実質ベースで前年同期比6・7%増だった。リーマン・ショックの影響で6・2%増に下降した2009年1~3月期以来、7年ぶりの低い水準になった今年1~3月期からは「横ばい」だ。

 低空飛行がなおも続く中で、成長率の変化を示す折れ線グラフが、「小文字のh字形のカーブになっていく」(エコノミスト)とする予測が広がり始めた。

 中国共産党機関紙、人民日報は5月、習近平国家主席か、習氏の周辺を思わせる「権威筋」の話として今後の景気見通しを、「U字形やV字形の回復は不可能で、L字形になる」と伝えた。高度成長時代に見切りをつけ、低めの成長へカジを切った「新常態(ニューノーマル)」路線への追加的な説明だ。だが、現実には成長率を「L字形」に維持するのは難しく、「h字形」のように垂れ下がるとみる悲観論が強まった。

 消費、投資と並びGDPを構成する3要素で、中国経済の成長エンジンだった輸出はGDPを上回るスピードで急下降中だ。14年は通年で6・1%増だったが、15年には春節(旧正月)連休など季節要因を除き、年初からほぼ一貫して単月でマイナスに陥り、15年通年は2・8%減に。今年1~6月は7・7%の減少と厳しい情勢になった。

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