産経ニュース

【緊迫・南シナ海】米中外相、21日以降に協議へ 「拒絶は国際法侵害」と牽制

ニュース 国際

記事詳細

更新

【緊迫・南シナ海】
米中外相、21日以降に協議へ 「拒絶は国際法侵害」と牽制

中国が3本目の滑走路建設を進めている南シナ海・南沙諸島のミスチーフ礁=2015年9月(CSISアジア海洋透明性イニシアチブ・デジタルグローブ提供・共同) 中国が3本目の滑走路建設を進めている南シナ海・南沙諸島のミスチーフ礁=2015年9月(CSISアジア海洋透明性イニシアチブ・デジタルグローブ提供・共同)

 【ワシントン=青木伸行】米国務省高官は12日、南シナ海をめぐる仲裁裁判所の裁定を受け、21日からラオスで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会合の際に、米中外相会談が開かれるとの見通しを示し、中国側に裁定の順守などを求める意向を明らかにした。

 高官は「膝詰めの協議が可能だと、確信している」と語った。また、裁定は中国によるスプラトリー(南沙)諸島における人工島建設や、フィリピン・ルソン島沖にあるスカボロー礁の実効支配などの不当性を、明確にしたものだと指摘。「領有権争いの地理的範囲は劇的に縮小された」との認識を示した。

 米国家安全保障会議(NSC)のクリテンブリンク・アジア上級部長は、関係当事国に「裁定を生かして南シナ海の係争範囲を明確にし、狭めるよう促す」と述べた。裁定により、中国の領有権主張が完全に否定されたことを既定事実とし、これに基づく新たな協議を求めたものだ。

 今後の方針としては、外交的な解決へ向けた努力とともに、「航行の自由」作戦を継続し、同盟・友好国との関係を合同演習などにより強化すると指摘した。

 国務省のカービー報道官は記者会見で、裁定に対する中国の反発は「驚くものではない」としたうえで、裁定の順守を重ねて要求。拒絶すれば国際法の侵害になると牽)制(けんせい)した。

続きを読む

「ニュース」のランキング