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【緊迫・南シナ海】中国・王毅外相「法衣かぶった政治的茶番だ」 ミサイル駆逐艦を配備、試験飛行で示威も

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【緊迫・南シナ海】
中国・王毅外相「法衣かぶった政治的茶番だ」 ミサイル駆逐艦を配備、試験飛行で示威も

北京の人民大会堂で、EUのトゥスク大統領(左)と握手する中国の李克強首相=12日(共同) 北京の人民大会堂で、EUのトゥスク大統領(左)と握手する中国の李克強首相=12日(共同)

 【北京=西見由章】中国の王毅外相は12日、仲裁裁判所の裁定を受けて談話を発表し、「手続きは終始、法律の衣をかぶった政治的な茶番だった」と批判した。「フィリピンの前政権が域外勢力に操られて一方的に提訴した。中国の領土主権と海洋権益を侵害するのが目的だった」と、米国などを牽制(けんせい)した。

 習近平国家主席も12日、北京で会談した欧州連合(EU)のトゥスク大統領らに対し、「中国の南シナ海における領土主権と海洋権益は、いかなる状況下でも裁定の影響を受けない。裁定に基づくいかなる主張や行動も受け入れない」と述べ、今後も海洋進出をめぐって一切妥協しない姿勢を鮮明にした。中国中央テレビが報じた。

 中国国防省によると、南シナ海を管轄する南海艦隊は12日、海南省三亜市の海軍基地に最新鋭ミサイル駆逐艦「銀川」(船長約150メートル)を配備し、命名式を行った。また国営新華社通信は同日、スプラトリー諸島のミスチーフ(中国名・美済)礁とスービ(同・渚碧)礁に建設した飛行場で、中国が民間機を使った試験飛行に成功したと報じた。いずれも裁定に対抗し、主権を誇示する狙いとみられる。

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