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【緊迫・南シナ海】仲裁裁の裁定どうなる? 「九段線」めぐる判断示される可能性も

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【緊迫・南シナ海】
仲裁裁の裁定どうなる? 「九段線」めぐる判断示される可能性も

 南シナ海をめぐって中国との間に紛争を抱えてきたフィリピンは、紛争解決に向けた政治的・外交的な努力を尽くしたとして2013年1月、国連海洋法条約(UNCLOS)に基づく仲裁手続きを開始した。

 「海の憲法」とも呼ばれるUNCLOSは、領海や排他的経済水域(EEZ)、大陸棚の区分など、海洋の制度やルールを包括的に定めた条約だ。紛争当時国は、話し合いで解決に至らない場合、条文の規定に基づき、提訴ができる。

 訴えを起こす裁判所は(1)国際海洋法裁判所(2)国際司法裁判所(3)仲裁裁判所(4)特別仲裁裁判所-から選ぶが、(1)と(2)は一方の当時国が拒否すれば、提訴できない。このため、フィリピンは、相手国の同意を必要としない(3)の仲裁裁判所に付託した。

 フィリピンの申し立ては計15項目。「『九段線』に基づく中国の権利主張はUNCLOS違反で、無効」、「中国が『人工島』を造成したミスチーフ礁などは、満潮時に水没する『低潮高地』で、領海、EEZ、大陸棚は設定できない」-といった主張だ。南シナ海の島嶼、海域をめぐる領有権や境界画定の判断は求めていない。

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