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【緊迫・南シナ海】中国海軍の大規模軍事演習詳細 ミサイルや魚雷数十発発射、「赤」は中国、「青」は米国の想定か?

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【緊迫・南シナ海】
中国海軍の大規模軍事演習詳細 ミサイルや魚雷数十発発射、「赤」は中国、「青」は米国の想定か?

南シナ海の西沙諸島付近の海域で実弾演習する中国海軍=8日(新華社=共同) 南シナ海の西沙諸島付近の海域で実弾演習する中国海軍=8日(新華社=共同)

 【北京=矢板明夫】中国国営中央テレビは9日、中国海軍が南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島付近の海域で8日に実施した合同実弾演習の詳細を伝えた。100隻以上の軍艦と十数機の航空機、ミサイル部隊が参加し、ミサイルや魚雷数十発を発射したという。12日にオランダ・ハーグの仲裁裁判所が南シナ海をめぐる問題の裁定を示す前に、軍事力を誇示するとともに同海域への実効支配を国内外にアピールする狙いがあるとみられる。

 演習には南シナ海の防衛を担当する南海艦隊のほか、北海艦隊と東海艦隊の複数の主力艦も参加。海軍司令官の呉勝利氏、海軍政治委員の苗華氏、軍事委員会連合参謀部副参謀長の王冠中氏、南部戦区司令官の王教成氏の4人の大将が船に乗り指示を出したという。中国の軍関係者は「通常の軍事演習の最高指揮官は少将か中将。4人もの大将が参加するのは極めて異例だ」と話している。

 演習は赤と青のチームに分かれる形で行われ、制空権確保や海上作戦、対潜水艦作戦に重点が置かれた。赤チームが守る海域に青チームが侵入したが、空、海上、水面下で打撃を加えられたという展開で、中央テレビの記者は、赤チームの指揮艦で昨年就役した最新型のミサイル駆逐艦、合肥に同乗し、指揮部の内部の動きなどを伝えた。

 軍事情勢に詳しい中国人ジャーナリストは「赤チームは中国人民解放軍、青チームは米軍を想定して行った演習だ」と説明している。

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