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【在韓米軍迎撃ミサイル】北の攻撃や電磁波問題…配備先決定は曲折も

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【在韓米軍迎撃ミサイル】
北の攻撃や電磁波問題…配備先決定は曲折も

 【ソウル=藤本欣也】米韓両国は8日、THAADの配備場所について明らかにしなかった。発表に慎重なのは、中国の強い反対に加え、配備先の住民にも十分な理解を求めなければならない事情があるためだ。配備場所は今月中に発表される見通しだが、韓国メディアによると、有力候補地として、京畿道の平沢(ピョンテク)や江原道の原州(ウォンジュ)、忠清北道の陰城(ウムソン)、慶尚北道の漆谷(チルゴク)(倭館(ウェグァン))、全羅北道の群山(グンサン)の在韓米軍基地の名前が挙がっている。

 報道によると、平沢や陰城、原州は北朝鮮から長距離砲などで攻撃される弱点がある。釜山港などの重要施設や米軍基地を広範に防衛できる位置として、漆谷が注目されているという。

 候補地の住民の間で問題となっているのが、THAADのXバンドレーダーから発生する強力な電磁波だ。人体に影響を与える可能性が指摘される。漆谷は山岳地域にあり、電磁波の影響も抑えられるという。

 しかし韓国紙、中央日報によると、漆谷の郡と議会は今月5日、THAAD配備に強く反対する声明を発表した。同様の動きは陰城や平沢、群山でも起きており、配備先が正式に決定するまで曲折がありそうだ。

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