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【在韓米軍迎撃ミサイル】北の「ムスダン」にも対応 探知距離1800キロ

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【在韓米軍迎撃ミサイル】
北の「ムスダン」にも対応 探知距離1800キロ

高高度防衛ミサイル(THAAD)の発射実験=撮影日時、場所は不明(米国防総省提供・ロイター) 高高度防衛ミサイル(THAAD)の発射実験=撮影日時、場所は不明(米国防総省提供・ロイター)

 【ソウル=藤本欣也】THAADは、米軍がミサイル防衛(MD)の一環として運用する地上配備型の迎撃ミサイルシステムで、2013年にグアムに配備された。米ロッキード・マーチン製。移動可能な発射台付き車両と、飛来するミサイルを追跡する早期警戒用のXバンドレーダーなどで編成される。

 米軍のMDでは、(1)発射直後の初期段階(2)大気圏外で慣性飛行している中間段階(3)大気圏に再突入する最終段階-の3段階で敵のミサイルを迎撃する。

 THAADは、(3)の最終段階にある敵のミサイルを、大気圏外や大気圏突入直後に迎撃するシステムだ。迎撃ミサイルの最大射程は200キロ。北朝鮮の短・中距離弾道ミサイルを、高度40~150キロで撃ち落とすことを想定している。

 高性能のXバンドレーダーの探知距離は約600キロとされるが、運用モードを切り替えれば最大1800キロになるともいわれ、中国が敏感になっている。

 韓国国防省は、北朝鮮が6月22日に発射実験を行い一部成功したとみられる新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」に対しても、THAADであれば迎撃可能だと分析している。

 THAADは、下降速度がマッハ14までのミサイルなら迎撃できるが、ムスダンの下降速度はマッハ10以下とみられるためだ。配備中の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)では、射程が20キロ程度と短く、迎撃手段として不十分だ。

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