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【対北制裁】金正恩氏の名指し制裁は“弱点” 不眠症にも陥り 心理的圧迫に北朝鮮に残された選択肢は… 

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【対北制裁】
金正恩氏の名指し制裁は“弱点” 不眠症にも陥り 心理的圧迫に北朝鮮に残された選択肢は… 

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮での人権侵害を理由に米国政府が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を制裁対象に指定したことで、国際社会からの対北圧力は一層強まった。制裁に対し北朝鮮が反発するのは必至だが、核やミサイルに固執し孤立を深める金委員長は、さらに追い込まれることになった。

 米政府の制裁対象は、金委員長ら金正恩政権の首脳部と部署に絞られた。核実験や弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮は、すでに国際社会の経済制裁を受けており、今回の制裁は「象徴的なもの」(米政府高官)の色合いが濃い。

 ただ、物理的な制裁に加え、金委員長が受ける心理的な圧迫感は、より強まっているとみられる。韓国政府は7日、米政府の決定を「高く評価、歓迎する」との外務省報道官の論評を発表。「多角的制裁を続けて強化していく意志を再確認したもの」と評価した。

 韓国政府は、北朝鮮による1月の核実験と2月の長距離弾道ミサイル発射以降、経済制裁などで対北圧力を強めている。北朝鮮からの南北軍事対話の呼びかけにも、「核の放棄」を条件に一切応じていない。

 韓国軍は軍事境界線の北側に向けて、金正恩体制を批判する対北政治宣伝放送を継続。また、韓国の脱北者団体は体制批判のビラを北に飛ばしている。いずれも「対北心理戦」と呼ばれ、北朝鮮は極度に嫌っている。人民の動揺や離反を警戒しているもようで、何度も中止を求めてきた。

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