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レディー・ガガの楽曲を放送停止 中国当局が通達 ダライ・ラマと面会で締め出し

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レディー・ガガの楽曲を放送停止 中国当局が通達 ダライ・ラマと面会で締め出し

26日、米インディアナポリスで開かれた討論会でダライ・ラマ14世(左)の話を聞くレディー・ガガさん(AP) 26日、米インディアナポリスで開かれた討論会でダライ・ラマ14世(左)の話を聞くレディー・ガガさん(AP)

 【北京=西見由章】訪米したチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と米人気歌手レディー・ガガさんとの面会が波紋を広げている。ガガさんが面会の様子を交流サイト(SNS)に投稿したところ、中国人とみられるユーザーから「(ダライ・ラマは)イスラム国のテロ分子と同じ人物だ」などと非難が殺到。中国当局側はメディアを通じ中国市場からの“締め出し”もちらつかせている。

 AP通信によると、ガガさんは26日、米インディアナポリスで開かれた討論会で、ダライ・ラマと人種問題などをテーマに意見交換。ガガさんがその様子を撮影した写真や動画をフェイスブックなどに投稿したところ、「もうファンはやめた」「中国人の気持ちを考えていない」といった書き込みが相次いだ。

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は29日、全国人民政治協商会議で宗教政策を担当する朱維群主任の「西側の一部の芸能人や企業家は、ダライとの面会で騒ぎを起こそうとしているが、中国民衆の反感を引き起こすだけだ」と牽(けん)制(せい)する談話を掲載した。

 一部の香港メディアは中国共産党中央宣伝部などが国内メディアに対し、ガガさんの曲の放送を直ちに停止するよう通達を出したと報じた。

 中国当局はダライ・ラマを「チベット独立主義者」として敵視。中国外務省の洪磊報道官は27日、「国際的な人物は(ダライ・ラマの)本性をしっかり認識してほしい」と主張した。ダライ・ラマはチベットの高度な自治を求めているが、独立運動は行っていない。

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