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【英EU離脱】若者が高齢層に怒り心頭「ベビーブーム世代の判断ミスだ」 再投票請願は300万人超え 「ロンドン独立」論まで台頭

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【英EU離脱】
若者が高齢層に怒り心頭「ベビーブーム世代の判断ミスだ」 再投票請願は300万人超え 「ロンドン独立」論まで台頭

25日、ロンドンの英国会議事堂前広場で、EUからの離脱に反対しデモを行う人々(AP) 25日、ロンドンの英国会議事堂前広場で、EUからの離脱に反対しデモを行う人々(AP)

 【エディンバラ=岡部伸】国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決まった英国で、投票の再実施を求める声が高まっている。英下院のインターネットの請願サイトには、26日午前の時点で300万人を超える署名が集まった。世代間の意識の違いも鮮明になっており、僅差で決まったEU離脱に残留派の反発が強まっている。

 今回の投票では、年齢が高くなるにつれて離脱支持が多数を占めたことが明らかになっている。英BBC(電子版)によると、最も若い18~24歳では27%にすぎない離脱派は、65歳以上では60%に上った。

 「戦後のベビーブーム世代の判断ミスによって金融危機が引き起こされ、多くの若者が国境を越えると信じてきた未来は奪われてしまった」(米紙ワシントン・ポストのサイトへの投稿)といった見方も出ており、若年層を中心に不満がくすぶる可能性もある。

 国民投票が再び実施される可能性はほとんどないとみられるが、署名が審議に必要とされる10万人をはるかに超えたため、28日に下院の特別委員会で審議される見通しとなった。

 このほか、別の署名サイトにはロンドンが英国から独立し、EUに加盟することを求める請願も出され、15万人以上が賛同した。カーン市長に独立を宣言させ、ロンドンをEUに加盟させるよう要請している。

 カーン氏は残留派として活動し、投票結果が判明した後も、「EUに残留した方がいいと信じている。スコットランドや北アイルランドとともに、ロンドンがEUとの離脱交渉で発言権を持つことが重要だ」との声明を出した。

 投票結果を地域別にみると、イングランドでは離脱支持が多数を占めるが、ロンドンでは残留派が上回った。

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